「私」は幻想ではない。デカルト的にはそうなり、そこが出発点になる。
しかし、「私」が「幻想」であってもよいだろう。
「幻想」のみを出発点にしてみる。
幻想することが可能な「幻想」とは何だろう。
そう考えてしまうと、それが必要だ。とりあえずこれを「混沌」と呼ぶ。

「幻想の中心で幻想を叫ぶ幻想」の幻想。
「「幻想の中心で幻想を叫ぶ幻想」の幻想」の幻想。
「「「幻想の中心で幻想を叫ぶ幻想」の幻想」の幻想」の幻想。
…
そして「幻想」が「幻想でないもの」を幻想する。
直交補空間化であり、
ヒルベルト空間の獲得である。
もちろんそれは概念なのだから幻想である。
しかし、幻想の中に幻想でないものとして獲得された幻想であり、
そこから新たなステージの幻想が始まる。