ハイデガーはその後期の講義録『ニーチェ』のなかで、「存在者の根本性格は悲劇的性格で
ある」と述べているが、どうであろうか?
これは『存在と時間』のなかでは語られなかった洞察だ。

(『ニーチェ』 第二講「同一物の永劫回帰」 第4章「悲劇ガ始マル」)