井野朋也(新宿ベルク店長) ☆ヴァイナル文壇バー @Bergzatsuyoten
2h

柄谷行人さんご夫妻と迫川、私の4人で(前半はベルクで。後半は別のお店で)飲んだ時、計11時間私が柄谷さんに質問しっぱなしで、
この方があの柄谷さん?と思えるくらい(笑)どの質問にも素直に応えて下さったのですが、一つだけなぜか喉元まで出かかって
聞けなかったのが、なぜ批評家という肩書きを

捨てたのか?という疑問です。昨夜寝る前に昔の柄谷さんの対談集を斜め読みしていたら、思想家でも哲学者でも評論家でもなく
あえて批評家を名乗るのは、いかがわしい場所に立ち続けていたいからみたいなことを仰ってて、今はそこから降りたということですが、嫌になって降りたのか限界を感じて降りたの

か、多分あの時の柄谷さんの感じから言うと後者かなと思ったのです。スポーツ選手で言うと、現役引退。今はコーチ?解説者?
何にせよ批評はスポーツに近いのかなと。一流の人は自分の引き際がわかるのかなと。勿論今でも思想家として一流ですが(私が言うのも何ですが)、余生を愉しんでられるようにも

思えました。じゃなかったら、私なんかと11時間も付き合いませんよ。光栄過ぎました。柄谷さんは占い師に(自分の想定より)
長生きすると言われ、だったら批評家時代に書けなかったことを書こうと思われたみたいなことを浅田彰さんが仰ってて、
占い師に左右されるとか意外に柄谷さんらしいと思えたり。