>我々は多くの場合、我々の受けた印象に対して我々自身の言葉ではないもので
反応している。その種類の思想は、― 或は我々が思想と看做しているものは、
− 単なる反射作用に過ぎない。故に我々は、我々自身を真に受けることに
就いて、注意しなければならないのである。即ち我々の頭に浮かんで来る言葉は、
多くの場合我々の言葉ではないということを、私は言いたいのである。

ポール・ヴァレリー、『精神の政治学』、p.112