>>25-26
まだ序文を読み終えただけで作品を読み始めてもいないが、序文の議論は、
これは何について書かれた作品なのか、"L'Éducation sentimentale"という
題名はどのような意図を反映していて、それを日本語で伝えようとするなら
どのような表現となるのかといった疑問を生じさせる。この作品の題名は、
通常、『感情教育』とされているが、序文で議論されているとおり、
フランス語の題名がフランス語を母語とする人々にとってすら解釈の
定まらないものであるとすれば、日本語の題名は、解釈不明なものと
なっていると言わざるを得ないだろう。作品を読み始めれば、またすぐに
考えが変わるかもしれないが、いまのところ、序文の議論からは今のところ、
この作品は、『心のなら(習/倣)ひのを(教)しえ』について書かれた本では
ないかと予期している。