>>366
発声される言葉の表現は、発声するときの身体的なイメージの想起を必然的に
伴ってしまうので、そのイメージを積極的に利用しようとする場合が多々あり、
どの発音も発声器官の働きと関係することで、「広い」、「狭められた」、
「細い」、「開いた」、「閉じた」など、さまざまに空間イメージと関係
し得るわけだから、「ある種の空間」というだけでは利用されているイメージ
を明確にするのにあまり役に立たない。また、伴うように感じられるイメージ
は、無視されることも、反転させて使われることもあり、どう利用されている
かは、関連する表現に照らして、用法としてある程度の一貫性や整合性が
認められるかどうかを検討する必要があるのです。