何故このスレで話題にするのか(2)井筒『意識と本質』

井筒の主著にして、戦後日本の主著といってもいいこの本が翻訳されているのは
ドイツ語版"Bewusstsein und Wesen(2006)"のみ。
井筒が、エラノス会議(ex.ルドルフ・オットー)の顔だったこともあるだろう。

日本人にとって(というか世界の人にとっても)これほど重要な本が、
他の言語で読まれていないということは問題。
英語圏やフランス語圏の人たちは、戦後の日本人が何をやっていたのかを知らない。
アニメやゲームの国ということになっている。

だから、実際の国際情勢と哲学の国際情勢の間には、ギャップとバイアスがあるのだということ。