>>16
>大君のみことかしこみ阿乎久牟(アヲクム)のとの引く山を越よて来ぬかむ

この「阿乎久牟/青雲(アヲクム)」の「阿乎/青(アヲ)」が映しているのは、
この場合、言うまでもなく「あ(なたに)を(召)(される)」ことである。
規範的には「をす」という表現の「を」に「召」が当てられることはなく、
普通に当てられるのは、「を(食)す」や「を(治)す」であり、「をく」
の場合でも「を(招)く」だが、いずれにせよ、これらの漢字も当て字で
あり、「召」は、(着物や食べ物を)「め(召)す」場合にも用いられて、
呼び声としての「を」の用法を伝えるのに都合がいいので、私が勝手に
当てている。