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そこで哲学者大好き思考実験と洒落込みましょう、
たとえば「色」という概念を持たない人がいたとします。
この人の視覚は正常で、識別はできますが「色」という概念(文化)が無いだけです。
この人は大人になるまで「色」を区別する必要のない人工的な環境で育てられた
という設定です。
この人にあるとき「リンゴ」を見せて「これは赤です」と教えてあげます。
ただし「これは「赤」という色です」ではなく、ただ「これは赤です」です。
つまりたぶん意味がわからない以前に、何のことを言っているのかさえわからない状況です。
ようするに「赤」というのが何なのか、というところから考えてもらう実験です。
次に「イチゴ」「トマト」「口紅」「血液」「炎」「消火器」
しかしたぶんまだ「赤」を理解できない可能性があります。
理解するためには「葉っぱ」「炭」「雲」「空」のような「赤ではないもの」を
「赤ではないもの」として挙げた瞬間のような気がするのです。
当然ながら「赤」は「赤でないもの」との対比で理解されます。
ただ、しかしここで問題にしているのはじつは「概念」です(前スレ737)。
「赤」の成立が必ずしも「色という概念」のあとに来るとは限らない気がするのです。
というのは、そもそも「色」はどこから来たのか、
まず「感覚」があって、「音」とか「味」とか「臭い」とかのひとつとして、
では「感覚」はどこから来たのか、
まず「意識」があって、「感情」とか「言葉」とか「意志」とかのひとつとして、
では「意識」はどこから来たのか、…
きりがないことになってしまうかもしれません。