>>868
残念ながら経済を顧慮しない生活というのは今までのところまだユートピア主義的だと思う。

そういう生活ができるのは少なくともケインズが言ったポスト経済問題社会に達した経済発展水準にある社会の中で生きる人々かそうした階級の人々だけだと思う。

極端に言えばマリー・アントワネットみたいな人だけ。
本当ならば彼女だってフランス国民の経済活動のこと、毎日仕事に追われた生活をしている民衆のことを気にかける必要があったはずだし、彼女でさえも王妃として社交界で気品高く振る舞ってかつ王族の後継者を産むという「再生産ビジネス」に縛られていた。

ケインズは1930年の時点で100年後の2030年には英国のような先進国がポスト経済問題社会の水準に達すると見ていたようだけれども、どうやら資本制が続くかぎりは果てしない利潤追求運動法則から逃れることはできそうにない。