「資本=ネーション=ステート」
資本制経済を放置すれば必ず経済的格差が生じる。だが、国家による保護(再分配)やナショナルな文化的同一性や地域経済の保護といったものが持ち出されて解消に向かう。「資本=ネーション=ステート」は三位一体であり巧妙なシステムである。
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マルクスは資本制経済を下部構造とし、ネーションや国家を観念的な上部構造とみなし、「資本=ネーション=ステート」という複合的な社会構成体を捉えきれていない。
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だから、マルクスの捉え方ではこの「資本=ネーション=ステート」の巧妙な相互補完的な装置を真に揚棄することはできない。
生産様式=経済的下部構造という見方を放棄し、国家やネーションはそれぞれ異なる「交換様式(経済的下部構造)」に由来していると捉え直す必要がある。