wiki イソノミア

2011年の『文学界』の春季の号の山口二郎との対談で、柄谷行人は、ハンナ・アーレントなどを参照しつつ、イソノミアを次のように説明した。

日本では、同等者支配などと訳されたこともあるが、アーレントはノー・ルール(無支配)と訳しており、このほうが正しい。(中略)
イソノミアは、アメリカ合衆国の草の根民主主義に近い。アメリカでは土地を持たない独立自営農民が、その担い手になった。これは、商工業者を軽蔑する、アテネの「農民=戦士」的デモクラシーとは異なるものであった。アーレントが注目する「評議会」も、現代のイソノミアと言えよう。柄谷が「世界共和国へ」で挙げたアソシエーションも、イソノミアとほぼ同じものだ。