反出生の考え方のベースは悲観的な認識に依拠しておりそのこと自体は哲学的な解釈としては成立しうるが、出生というものを通じて現実に対するアプローチを提示する時点でそれは生き方に関わる倫理的な問題になる。その考え方が個人的主観的なままで哲学的な思索のみを続けたいと言っても、こと反出生に関してはその帰結も含めて議論されるのは、反出生自身が現実に対して突きつけるものがあるから避けて通れないのは当然です。