例えば、物理法則には一般的に時間並進対象性があると見做されるが、哲学においては時間並進対象性は、それが宇宙の初期状態のことを指すのでないにもかかわらず、破れたものとなる

例えば、ヒュームの認識がこうした時間並進対象性を破る哲学的な認識として表れる。ヒュームにおいてはそもそも因果律が否定されているので、それは同時に時間並進対象性を破るものとして表れることも明らかである。ヒュームにおいては因果律は表象における単なる連想ゲームの如きものであるのに過ぎないので、そこに因果律のような物理学的な法則性を導いているのは、我々の認識論的な誤謬ゆえであるとしているのである

このように哲学的な認識は、見慣れた世界Fに、見慣れぬ視点αを埋め込み、認識論的な地平に亀裂を作り、そこから新たな地平を生じさせるのである。

よって哲学とは、F(α) のことである