ブーニンは、「潜在的な存在にとって」というベネターの論法をRSPで一旦受け入れてはいるが、実はナンセンスと思っている節がある。(勿論、そう明言しているわけではない)
APPでは、「潜在的な存在の利害を道徳的に重く扱いたくない」という姿勢がはっきり出ていて、「実際に損害を被る実在の人物がいない限り、義務は生じない」とすることで、潜在的存在の利害を最終的には切り捨てているからね。