(前略)だとすれば、哲学者がやるべきことは、愛の世界をカネの世界と区別し、愛の世界のなかに閉じこもることではなく、カネの話から愛の話が生まれ、愛の話からカネの話が生まれる、その相互陥入について思考をめぐらせ、そしてできればその相互陥入を使って愛の世界を実践的に拡大することなのではないか。ぼくはそのように考えながら、デリダを強引に読み解いて「誤配」の概念を抽出しました。そして博士論文を提出してから11年後にゲンロンを創業し、愛の世界(アカデミズム)を離れました。つまりは誤配とは、愛からカネが生まれ、カネから愛が生まれることなのです。…


「【 #ゲンロン友の声】「誤配」について詳しく学びたい」より引用