>>431
2. **モリス・チャン(張忠謀)の役割**
- モリス・チャンは**TSMC創業者**として**習近平とAPECなどで複数回会談・祝電交換**。**習近平は張忠謀を「台湾の半導体父」**として厚遇し、**中国の半導体自立**を意識した対話も。
- 安倍時代は**TSMCの日本投資**(熊本工場構想の萌芽期)が始まり、**経済安保**の文脈で**日台連携**が加速。**張忠謀は安倍政権の経済政策**(アベノミクス後期の半導体重視)を理解し、**習近平に「日本は経済実利を優先する相手」**というメッセージを伝える**間接的役割**を果たした可能性。
- **APEC**(アジア太平洋経済協力)での**張忠謀の代理出席**(蔡英文政権下だが、安倍時代も類似の台湾代表として機能)は、**日中台の非公式対話チャネル**として機能しやすく、**安倍-習近平の関係改善**に間接寄与したと見られる。

3. **日中関係改善期(2018~2019年)のタイミング**
- 安倍と習近平の**複数回首脳会談**(2018年11月のシンガポール、2019年6月の大阪G20など)で**「戦略的互恵関係の推進」**が確認された時期は、**TSMC・鴻海の日本投資拡大**(熊本工場計画、シャープ再建支援)と重なる。
- **台湾資本**は**中国本土依存**が強く、**習近平の意向**を無視できないため、**「安倍は対中強硬だが経済では話が通じる」**という**バランス感覚**を北京に伝える**自然な仲介役**になり得る。
- 朴槿恵時代は**政治・歴史カード**が主導だったのに対し、安倍-習近平期は**経済・サプライチェーン**が鍵。**台湾系実業家**の**経済的影響力**が**より強く発揮**されやすい文脈。