柄谷(1993年) 夏目漱石が、『三四郎』のなかで、現在の日本人は偽善を嫌うあまりに露悪趣味に向かっている、と言っている。つまり、理念を言うと偽善になるから、偽善になるより正直に悪でいたほうがいいというふうになる。これは今でもあてはまると思う。むしろ偽善が必要なんです。たしかに、人権なんて言っている連中は偽善に決まっている。ただ、その偽善を徹底すればそれなりの効果を持つわけで、すなわちそれは理念が統整的に働いているということになるわけでしょう。


東(2025年) ウソがない世界がいいと思う。大学知識人はウソついてんだあいつらは