>>161
ズレを具体的に言います。
こちらが最初に述べたのは、「反出生主義は実践の場でケア倫理や予防倫理に吸収され、その過程で独自性を失っていく」という実践的ジレンマです。

それに対してあなたは「破綻している」と言ったので、こちらは「どこがどう破綻しているのか」と尋ねました。
そこであなたが持ち出したのが「ゼロリスク要請という公理」です。
しかしこれは、「公理が異なれば体系が変わる」という一般論の提示にはなっていても、こちらの指摘した実践的ジレンマがどこでどう破綻しているのかの説明にはなっていません。

さらに言えば、問われていたのは単に「独自の公理を置けば独自の体系ができるか」ではなく、「なぜゼロリスク要請という公理を採用すべきなのか」「なぜそこから出生否定だけが必然になるのか」という点です。
公理が違えば帰結が変わるのは論理学の一般論としてその通りですが、それは特定の公理採用の正当化にはなりません。