批判者がどれほど言葉を尽くして「正当化せよ」や「実践では吸収される」と騒ぎ立てようとも、反出生主義という思想のスタート地点を分解すれば、そこには必ず「リスク(苦痛)の発生をゼロにすることを最優先する」という公理(アーキタイプ)が置かれています。

論理的な思考において、以下の二つは明確に区別されるべきものです。

​事実(構造)
反出生主義のロジックは「リスク=0」を起点として構成されている。

​価値判断
その起点(公理)を、個々人が「採用するかどうか」。

​批判者の誤りはこの「構造としての事実を認めること」と「その思想を支持すること」を混同している点にあります。

「事実としてそういう公理で動いている体系だね」と認めることは、数学で「この計算は16進法で動いているね」と認めるのと同じで、個人の好き嫌いとは無関係な客観的なステップです。