整理ができていないようですね。

①で問われていたのは「未存在者について語れるか」ではなく、「その原理がなぜ他者にも通用する規範として正当化されるのか」です。存在する我々が語っている、という発話条件の説明は、規範の妥当性の説明ではありません。

②では「ベネターに書いてある」と本文参照を繰り返しているだけで、なぜ出生否定が危害回避一般ではなく固有に導かれるのかへの回答になっていません。

③では、ケア倫理や予防倫理との関係を検討していないことを「知らん」と認めています。これはまさに、こちらの実践的吸収批判への未対応の自白です。

④では、ベネターが現実の複雑な価値体系をあえて扱っていないことを認めています。ならばその理論は、限定された比較モデルとしては回っても、現実世界の多元的価値を扱う規範理論としては射程が弱い、というこちらの指摘を補強しているだけです。

要するに今回の返答は、「語っていること」「書いてあること」「単純であること」をもって「正当化できていること」と取り違えているに過ぎません。

もういいですよ、無理なら無理で。