>>639
「苦痛の不在は善」は、ベネター自身の普遍的倫理規範である(637の完全な間違い)

彼は、引用レスの提示した「他者に無用の苦痛を与えてはならない(だから出生は禁忌になる)」という前提を「お前らの勝手な解釈(637)」と結論しました。

​学術的ファクト
ベネターの非対称性(四象限)の根底にある最も重要な大前提は、まさに「苦痛の不在は(たとえその恩恵を受ける主体が存在しなくても)『善(Good)』である」という倫理的評価です。

ベネターはこれを、人類が普遍的に受け入れている道徳的直観(良心)として提示しています。

​彼の破綻
彼は638で四象限の言葉を使いながら、637ではその四象限を成り立たせている根本の動機(無用の苦痛を回避することは善であるという直観)を「勝手な解釈」と切り捨てるという、致命的な自己矛盾を起こしています。

ベネターの理論の「記号(四象限)」だけを真似て、その中身にあるロジックの背骨(苦痛削減の倫理)を踏みにじっているのです。