>>665
「直観が普遍的ではない」という反論(652, 661)

彼は「直観が普遍的ではないから、規範も普遍的ではない(661)」と「普遍性」を否定しようとしています。

ここで彼は、またしても議論のレベル(次元)を勘違いしています。

​学術的ファクト
(660)が説明したのは、「ベネターの理論は、普遍的直観からスタートして構築されているシステム(フレームワーク)だ」という、理論の位置づけの事実です。

ベネターの選んだスタート地点(直観)が本当に普遍的かどうかを疑うことは、ベネターの理論を批判する側の自由です。

しかし(660)が言っているのは「ベネターの理論の構造はそうなっている」という客観的な解説です。

それに対して「その直観は普遍的じゃない」と反論するのは、小説のプロットを客観的に解説している人に向かって、「その主人公の行動は現実的じゃない」と批判しているようなものです。

筋違いであり、客観的な説明と主観的な持論の区別すらついていません。