>>83
反出生主義は「産まれてくる人間が苦しむ」という将来の被害を根拠に出生を否定する。
しかしその被害を受ける主体は、産む行為が実行されて初めて存在する。
つまり反出生主義は、まだ存在しない人間の将来の経験を、現在の禁止根拠として使っている。
「存在しない主体の未来の苦しみ」を倫理的害悪として扱うこと自体が、時間軸上の主体存在を飛ばした論法。コースターの例で言えば「まだ傷ついていない」のではなく「傷つく人間がそもそもいない」。