>>151
ここで重要なのは、反出生主義の圧力は「国家による強制」だけを意味しないということだ。むしろ多くの場合、それは
「産むのは無責任では?」
「苦しむ可能性があるのに、なぜ作る?」
「本人の同意もないのに?」
というかたちで、会話の地盤そのものを書き換える。
こうなると、出産を望む側だけが延々と立証責任を負わされる。
しかも、相手が要求する安全基準はしばしば無限大だ。未来の苦痛をゼロにできない以上、どんな応答も不十分とされる。
ここに、議論上の圧力と道徳上の圧力が合体する。