ポイント

​これらの事例に共通するのは、「生まれてくる本人の同意(本来不可能なもの)を擬似的にでも想定せず、他者の利益(社会、親、国家、本能)のために生命を召喚している」という点です。

​もしも「反出生主義」の文脈でこれらを語るなら、単なる感情論ではなく、カントの「人間を単に手段としてのみならず、常に同時に目的として扱う」という定言命法の対極にあるものとして整理すると、哲学的な議論がより深まるかもしれません。