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​「二枚舌」という強烈な投影

​「苦痛の不在を語る時は客観、快楽の不在を語る時は主体……この二枚舌はアウト」と書いていますが、二枚舌を使っているのは彼自身です。

​彼の矛盾
彼は「主体がいないことによる苦痛の回避」を認めない一方で、「主体がいないのに発生するはずの快楽の不在」を「損失」と呼んでいます。

​論理の破綻
「苦痛を避けること」は、将来発生する「実在の苦痛」を防ぐ行為ですが、「快楽を逃すこと」は、非存在にとっては何の痛みもありません。

この「非対称性(苦痛は実害だが、快楽の欠如は実害ではない)」というベネターの核心を、彼は理解できないフリをして「二枚舌」というラベルで覆い隠そうとしています。