>>181
​2.
「非存在だから関係ない」という究極の責任逃れ(>>178後半)

​相手は「他者危害原則は存在者を対象にしたもので、非存在という特殊な状態には適用できない。混同するな」と言っています。

これこそが、彼らの倫理的センスが完全に崩壊している証拠です。


すべての危害防止行為は「非存在の段階」から始まる

現実の医療や安全対策、環境保護、あるいは犯罪防止の法律まで、私たちが「未来の他者への危害を未然に防ぐ行為」を行うとき、その対象となる被害者は、行為の時点ではまだ「被害を受けていない(=被害者としては非存在の)状態」です。

​出生という行為の本質

「子どもを作る、産む」という選択の引き金を引くのは、常に親(存在者)です。

そして、その引き金を引いた結果として、確実に苦痛を経験する新たな主体がこの世に誕生します。

「生み出す前は非存在だったから、危害原則は適用されない」などという理屈は、「打った弾丸が相手に当たるまでは、相手はまだ『撃たれた存在』ではないから、引き金を引く行為に他者危害原則は適用されない」と言っているのと同じレベルの、信じがたい暴論です。