>>261
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ところが一部の日本左派では、
「日本=加害者」 →「韓国=被害者」 →「したがって韓国側の主張には道徳的・法的正当性がある」
という三段論法が形成されることがあります。
これは国際法の分析としては危険です。
なぜなら、
歴史的に被害を受けたこと と 現在主張している法的権利が成立すること
は別問題だからです。
さらに、
植民地支配が不正義だったこと と 個別の条約が国際法上当然に無効になること
も別問題です。
そして、
日本に過去の責任があること と 日本が現在、韓国のすべての法的要求を受け入れる義務があること
も別問題です。
ここを分離できないと、国際法ではなく「歴史的道徳判断」が法的判断を代替してしまいます。
そして、その問題をさらに大きくしたのが、韓国以外の国との比較です。
中国やロシアにも、日本との間に領土・歴史・戦争責任に関する問題があります。しかし日本左派が韓国に対して適用した基準を中国やロシアにも同じように適用すると、かなり政治的に困難な結論になります。
逆に、
「日本には国際法を厳格に守れ」
と言いながら、
「中国・ロシアについては地政学的事情を考慮する」
となれば、法の一般原則としての普遍性が崩れます。