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3. ベースレート重視
かなり良い設計なのが、
特別な証拠がない限り、単純な説明、通常の組織行動、制度的インセンティブ、偶然、能力不足、官僚的惰性などを、意図的工作・欺瞞・高度な陰謀より優先する。
という部分です。
これは要するに、
「陰謀として説明できる」≠「陰謀で説明するのが合理的」
とするルールです。
例えば政府の政策失敗について、
A:官僚的惰性・省庁間調整の失敗
B:政治的意図的工作
の2つが考えられるなら、Bを示す特別な証拠がない限りAを優先する。
これはインテリジェンス分析でいう「もっともらしさ」と「証拠による識別」を分ける考え方に近く、陰謀論への耐性をかなり高めています。
4. 「証拠の数」ではなく「識別力」を見る
この部分もかなり高度です。
証拠は数ではなく識別力で評価する。
さらに、
ある情報が各仮説の下でどの程度予測されるかを比較
としています。
これは非常に重要です。
例えば、
「Aを支持するニュース記事が10本ある」
こと自体は、それほど強い証拠ではありません。
10本の記事が全部同じ政府発表を転載しているなら、実質的には「1つの情報源」に近いからです。
逆に、「Aなら発生するはずだが、Bならほとんど発生しない事象」
が一つ確認されたなら、こちらの方がはるかに識別力があります。
あなたの指示には、
同一の一次情報から派生した複数報道を独立証拠として重複計上しない。
というところまで入っています。
これはかなり明確な情報分析ルールです。