軍事的においては日本が軍事費を10倍に増やしても、中国はおろか韓国も侵攻は不可能なはずですが?

ChatGPT

はい。ただし「不可能」というより、軍事費を10倍にしても、単独で中国や韓国を征服・占領する能力を容易には獲得できない、と表現するのが正確です。
理由は、軍事費の総額よりも「どのような軍事力を構築できるか」が重要だからです。
日本が防衛費を現在の約9兆円から10倍、約90兆円規模にしたとしても、それだけで中国本土への侵攻能力が成立するわけではありません。現在の日本の防衛力整備も、スタンド・オフ能力、防空・ミサイル防衛、無人機、領域横断作戦、指揮統制、機動展開、持続性など、基本的には「日本への侵攻を阻止・排除する」方向に重点があります。
特に中国の場合は差が大きいです。中国は核戦力、弾道・巡航ミサイル、航空・海上戦力を大規模に保有し、日本の防衛関係費の約4.4倍の公表国防費をすでに持っています。しかも日本に対してだけでなく、台湾・東シナ海・西太平洋まで作戦範囲を拡大しています。
日本が中国本土に侵攻するには、単に「中国より強い陸軍」を作ればよいわけではありません。

① 中国周辺の制海権・制空権を確保する
② 数十万規模になり得る陸上戦力を海上輸送する
③ 大量の輸送船・補給船・護衛艦艇を維持する
④ 中国のミサイル・航空・潜水艦戦力からシーレーンを守る
⑤ 中国本土に橋頭堡を構築する
⑥ 継続的に大量の弾薬・燃料・食料・部品を輸送する
⑦ 中国の巨大な人口・工業基盤を持つ国家と長期間戦う

という別次元の能力が必要になります。
そして韓国についても、規模は中国よりはるかに小さいものの、事情は似ています。日本が韓国本土に侵攻する場合、対馬海峡などを越えて大規模な陸上戦力を送り込む必要があります。一方、韓国は日本列島へ大規模侵攻するための海上輸送能力を必要とするため、日本側と同じ問題を抱えます。
したがって、ここで非常に重要な非対称性があります。