中国にとって間島問題や高句麗・渤海問題は非常にセンシティブな問題のはずです

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はい。そこは中国にとってかなりセンシティブな問題です。ただし、「間島問題」と「高句麗・渤海問題」は性質を分けた方が正確です。

間島(現在の中国吉林省延辺朝鮮族自治州を中心とする地域)については、単なる古代史論争ではなく、清朝末期から近代にかけての国境・朝鮮人移住・領土帰属の問題と結びついています。したがって、韓国側で「間島は本来朝鮮領だった」という主張が強くなれば、中国の現在の国境線・領土主権にまで波及し得るため、中国側にとって安全保障・民族問題と接続しやすいテーマです。

高句麗についても重要です。中国側の「東北工程」は、高句麗・渤海などを中国東北地域の歴史の一部として位置づける研究を進めました。韓国ではこれに強く反発し、高句麗を朝鮮史として位置づけるのが一般的です。

特に中国側からすると、

「高句麗は朝鮮民族の古代国家だった」 ↓ 「高句麗の旧領域は現在の中国東北部にも広がっていた」 ↓ 「したがって中国東北部の歴史的帰属について韓国側が問題提起する」

という議論に発展する可能性があります。

さらに渤海(698–926年)はもっと複雑です。渤海は高句麗系住民と靺鞨系住民などから構成された国家で、現在の中国東北部・ロシア極東・朝鮮半島北部にまたがる地域を支配しました。そのため、中国史・韓国史の双方から位置づけをめぐる議論があります。

ここで重要なのは、中国にとってこの問題が単なる「歴史学上のナショナリズム」ではないことです。

中国には、

台湾 香港 新疆 チベット 内モンゴル 中国東北部

という、それぞれ性質の異なる「領域・民族・歴史認識」の問題があります。

このため、中国共産党の国家統合論からすると、「歴史的領域」を現在の領土問題と結びつける議論には非常に敏感になります。

特に間島問題は現在の中朝国境と直接関係します。中国が北朝鮮との国境を確定させている以上、韓国側から領土帰属問題を再提起されることは北京にとって好ましいものではありません。