>>499
ChatGPT

したがって、中国のメモリ参入は単なる「中国製品が増える」という話ではありません。

最も重要なのは、

中国がDRAM/NANDで一定水準まで追いつく → 国内AI企業が中国製メモリを利用できる → Huawei等のAIアクセラレータと組み合わせる → Nvidiaへの依存を低下させる
という垂直統合が可能になることです。

これは現在かなり重要な制約になっています。中国のAIチップメーカーはHBM不足に直面しており、米国の輸出規制によって高性能HBMを正規ルートで十分調達できないため、非常に高価な調達ルートに頼るケースが生じています。

つまり中国にとって、
「AIチップ設計」 +「DRAM」 +「NAND」 +「HBM」 +「先端パッケージング」
を国内でつなげられるかどうかが重要になります。

ここで「台湾のロジック」との違いが出ます。
TSMC型の最先端ロジックは、単に「7nmを作れるか」「5nmを作れるか」という話ではありません。EUV、GAA、トランジスタ構造、配線、電源供給、歩留まり、EDA、IP、製造装置、材料、プロセス統合、先端パッケージングなど、極めて多数の要素を同時に最適化する必要があります。

中国の実証済みの最先端ロジック製造能力は現在おおむね7nm級とされ、SMICが7nmの量産能力を拡大しています。しかし、米国の輸出規制によってEUVなどの先端装置へのアクセスが制限されており、TSMCの最先端ノードとの距離は依然として大きいです。

ただし、ここでも注意が必要です。
「最先端ロジックでTSMCに追いつく」ことと「AI競争で中国が競争力を持つ」ことは同じではありません。

中国はこの点をかなり意識しているように見えます。Huaweiは単純なトランジスタ微細化ではなく、チップ間通信速度やシステム設計を重視する方向を模索しています。つまり、

TSMC 2nm vs. 中国7nm

という単純な比較ではなく、

中国7nm+巨大チップ+高度なパッケージング+HBM+チップレット+アルゴリズム最適化
によって実用性能を稼ぐという方向です。Huaweiが「トランジスタを小さくすること」だけではなく通信速度を重視する設計思想を打ち出していることも、この方向性と整合します。ただし、これが最先端プロセスそのものを代替できるかはまだ実証されていません。