>>530
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ただし、現在の韓国政府については慎重である必要があります。例えば韓国政府が公式に領土主権を主張しているのは独島(竹島)であり、韓国外交部はこれを「歴史的・地理的・国際法上」韓国領と明示しています。 これは日本の過去の植民地支配を根拠の一つとして主張していますが、それだけから「韓国政府が沖縄・対馬・北海道などについて分離主義的領土変更を要求している」と一般化することはできません。

一方、民間の民族主義者・活動家については個別に調べる必要があります。特に「対馬・沖縄・アイヌ・北海道」について、①歴史的民族帰属、②日本による併合の違法性、③現在の領土権原の否定、④民族自決権、⑤独立・韓国への帰属、という五つを実際に接続している人物・団体が存在するかを確認するのが重要です。

そして中国との関係で重要なのは、ここからです。仮にそのような主張が存在すれば、中国側がそれを「単なる反日運動」として一括して歓迎するとは限りません。中国自身が国家統一・領土保全を極めて強く主張しているため、「民族的・歴史的権原を根拠に既存国家の領域を変更できる」という一般原則には、台湾・チベット・新疆などへの波及可能性があります。

つまり、中国から見た場合、

「日本の植民地支配を批判する」→必ずしも問題ではない

「日本国内の自治・少数民族権を要求する」→必ずしも問題ではない

「民族的・歴史的権原を理由に日本の領域主権そのものを否定する」→警戒する合理的理由が生じる

「さらに同じ民族自決・歴史的権原の論理を中国東北部の間島・高句麗・渤海などに適用する」→中国にとってさらに敏感な問題になる

という整理が最も整合的です。