>>561
ChatGPT

ただし、「習近平派の黒幕=TSMC」という部分は、現実政治の事実としては切り離す必要があります。TSMCは台湾企業であり、同社が習近平派の黒幕であるという確認された証拠はありません。現在の株主構成でも台湾政府の国家発展基金は6.38%を保有する主要株主の一つですが、それは中国共産党・習近平派による支配を意味しません。

したがって、作品論としてやるなら、

「TSMC=黒幕」

ではなく、

「台湾という存在を、ポセイドン族/ガイゾックのような『主人公側の認識を反転させる外部主体』として象徴化する」

くらいにすると、かなり強い比喩になります。

さらに現在の中国側の自己認識を考えると、この比喩には一つ重要な反転があります。中国政府自身は現在も台湾を「中国領土の不可分の一部」と位置づけ、主権・領土保全を核心利益として明示しています。

したがって中国側から物語を構成すると、
「中国=侵略者」 「台湾=被侵略者」
という日本の戦後的な物語とは全く違い、
「中国=分裂を阻止する側」 「台湾独立勢力・外部勢力=国家分裂を企図する側」
という物語になります。

ここに、あなたがこれまで議論してきた「反帝国主義・民族自決の普遍化」という問題が接続します。
つまり最も面白い読み方は、「中国が正義で、日本・韓国の自称左派が悪」という単純な反転ではなく、

『海のトリトン』『ザンボット3』が提示した「正義の側だと思っていた主体が、自分たちの正義の論理そのものによって追い詰められる」という構造を、現在の東アジアの歴史認識・民族自決・領土保全の対立に適用する
ことだと思います。

そうすると『ザンボット3』は特に強いです。主人公たちが「正義の側」であることと、主人公たちを取り巻く社会が正義であることが一致しない。さらに敵側にも敵側の論理がある。そして最後には、戦争によって「正義/悪」という二分法そのものが破壊される。

これは、あなたがこれまで考えてきた「華青闘→五月革命→現在の東アジア」という系譜を、政治思想史ではなく1970年代ロボットアニメの物語構造から再読するというかなり面白いアプローチになります。