中国にとってムン・ジェインはビアル星人やトリトン族と同様視していたが、安倍元首相や菅義偉元首相等に対してはそうでは無かったように見えるが

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その見方は、公開資料からかなり説明できます。ただし、「中国が実際にムン・ジェインをビアル星人・トリトン族として分類していた」とまでは言えません。むしろ、中国外交上の扱いにかなり大きな違いがあったと見る方が証拠に即しています。

文在寅については、中国側の公式文書を見る限り、決して「敵対的存在」として扱ってはいません。2017年の習近平・文在寅会談では、習近平自身が韓国を「自然な協力パートナー」と位置づけ、朝鮮半島の平和・対話・南北関係改善について協力する姿勢を明示しています。ただし同時に、THAADについて「核心的利益・重大な関心」を尊重するよう要求しています。

2019年の習近平・文在寅会談でも、中国側は中韓関係を「相互利益・ウィンウィン」と表現し、FTA、経済、科学技術、金融、人的交流などの拡大を提案しています。したがって「中国が文在寅を外交的に排除していた」という証拠にはなりません。

しかし、安倍晋三については、さらに明確に中国側が戦略的な関係改善対象として扱っていたことが確認できます。

2018年10月の安倍訪中では、習近平が翌年の訪日を「真剣に検討する」と応じています。安倍側も習近平訪日を明確に歓迎しました。

さらに2018年11月の習近平・安倍会談では、習近平自身が「安倍首相との最近の訪中を通じた率直な交流」を評価し、「日中関係を深化させるため政治的リーダーシップを発揮する」と述べています。

そして2019年6月のG20大阪では、安倍・習近平が約60分会談し、その後約70分の夕食を共にしています。両者は日中関係を「新しい時代」へ進めることで一致しました。