>>650
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次に文在寅です。

文在寅の場合は、ユーザーの仮説を補強する資料と弱める資料の双方があります。

補強する側では、文政権の「親日残滓清算」は単なる外交史ではなく、韓国国内の政治的正統性そのものと結びついていました。日本国際問題研究所の分析では、文政権が「親日派」と「独立運動家」の対立を韓国社会の歴史的分断として捉え、それを南北分断・38度線の比喩と重ねていたことが分析されています。

つまり文在寅の政治言説には、
植民地支配 →民族 →独立運動 →民族統合 →南北統一
という非常に強い歴史的連鎖がありました。

これは中国にとって「そのまま危険」という意味ではありません。むしろ南北対話・朝鮮半島安定化という部分では中国の利益と重なる面があります。

しかし、その「民族・歴史・自決」の論理を朝鮮半島以外に普遍化すれば、中国側にも適用可能になります。

したがって中国から見れば、文在寅型の政治理念には「協力可能な部分」と「普遍化されると困る部分」が同時に存在します。

在日コリアンについても同じです。
在日朝鮮人の政治的位置づけ自体が、戦後の日韓関係において「植民地主義・分断・冷戦」の交差点にあったことは研究されています。
また、朝鮮人とアイヌを植民地主義の共通経験として論じる研究が現実に存在します。

したがって、
「在日コリアンの一部が、朝鮮植民地支配・アイヌ・沖縄を同一の反植民地主義的枠組みで論じる」
という現象は確認可能です。

一方、
「在日コリアンがアイヌを偽装して組織的に政治活動していた」
という命題は、今回確認した資料では立証できません。
ここは非常に重要です。後者を事実として組み込むと分析全体の信頼性が落ちます。