>>709
Gemini

2. 中国:一時の「対日共同闘争」の裏にある高度な警戒と予防線
中国は習近平政権初期(2013~2015年頃)、朴槿恵政権(当時)の「告げ口外交」や歴史問題での協調姿勢を利用し、日米韓の分断を図りました(2015年9月の抗日戦勝70周年軍事パレードへの朴出席など)。しかし、内部では韓国の左派ナショナリズムが持つ毒素を厳しく警戒していました。
* 「領土保全と内政不可侵」の原則との衝突:
前述の通り、「感情や歴史的正義が法や条約に優先する」という論理は、中国自身の台湾問題、チベット・ウイグル問題、および東北三省の少数民族問題(延辺朝鮮族自治州)へ波及し得る刃です。韓国左派の中に潜在する「民衆の正義による主権・条約の解体」という運動ロジックは、中国共産党の絶対的主権・領土保全の原理と真っ向から対立します。
* 高句麗・渤海史問題と朝鮮半島統一後のリスク:
中国は文在寅政権下の民族融和(南北接近)路線の裏で、統一後の朝鮮半島がナショナリズムを膨張させ、「間島(カンド)問題」や高句麗の歴史帰属を巡って中国東北部の領土・歴史主権に挑戦してくる可能性を高度に警戒していました。東北工程に代表される歴史防壁の構築は、こうした懸念の表れです。