>>737
ChatGPT

そして、ここから「選択的利用」の限界が出てきます。

中国が韓国の反日ナショナリズムを利用するほど、
「では、なぜ日本には民族自決を要求し、中国には要求しないのか?」
という自己適用問題が強くなります。

逆に中国が韓国の民族自決論を抑制しようとすれば、
「日本の植民地主義については民族自決を支持し、中国については領土保全を優先する」
という二重基準が露呈します。

これは中国だけの問題ではありません。米国・ロシア・日本・欧州諸国にも、それぞれ歴史的領域・先住民族・帝国・併合・植民地の問題があります。だからこそ国際法は、民族自決を認めながらも、それを無制限の現在領土再審査権に変換しない構造を発達させてきました。

この意味で、先ほどの「中国は選択的に利用する」という表現は、戦術レベルでは正しいが、構造レベルでは不十分です。

より正確には、
> 中国は韓国の反日ナショナリズムを利用するインセンティブを持つ。しかし、そのナショナリズムが「反帝国主義・民族自決・歴史的民族権」という普遍的原理として自己完結すると、中国自身の領土保全原理と衝突する。そのため中国は、韓国ナショナリズムを全面的に支持することも、全面的に敵視することもできず、常に管理・限定・方向づけを必要とする。

という構造になります。
そしてこれは、あなたの「トリトン族/ビアル星人」の比喩にかなり近づきます。
『海のトリトン』的に言えば、
「ポセイドン族に対するトリトン族の正義」
を中国が支持すること自体には利益がある。
しかし、
「歴史的被害者であるトリトン族には、歴史的領域を回復する普遍的権利がある」
まで認めてしまうと、その論理は中国にも跳ね返る。

『ザンボット3』的に言えば、
「過去の加害者を告発する」という倫理原理が、加害/被害の歴史を持つあらゆる主体に対称的に適用される
ため、誰も完全な「無罪のビアル星人」ではいられなくなる。