対馬の領土主張や沖縄やアイヌに干渉するタイプはどうなのでしょうか?

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このタイプは、前のケースより中国にとって「扱いやすい」とはかなり言いにくくなります。ただし、ここでも「中国が実際に日本国内のその勢力を敵視している」とまでは、現時点の公開資料からは言えません。

重要なのは、主張を分解することです。

「韓国の植民地支配批判に共感する」 → 中国にとって利用価値があり得る。

「日本の歴史認識を批判する」 → 同様。

「竹島問題で韓国側の主張を支持する」 → 中国自身の対日領土問題とは直接は一致しませんが、日韓間の対立を深める作用はあり得る。

「対馬まで韓国領だと主張する」 → かなり性質が変わります。

「沖縄を日本から分離するべきだ、沖縄独立を支持する」 → さらに別の問題になります。

「アイヌの先住民族性を根拠に北海道の主権や領土帰属そのものを問題化する」 → 中国にとっても原理的にはかなり危険な論理になります。

対馬については、実際に韓国国内の地方議会などで領有権を主張する動きが存在したことは確認できます。一方、2008年の日本政府答弁書は、韓国政府自体は対馬を韓国領とは認識していない、としています。つまり「韓国の対馬領有論」と「韓国政府の公式領土政策」は分ける必要があります。

ここで日本国内の人物が「対馬も韓国領だ」と主張する場合、単なる反日的歴史認識ではなく、現在の日本の領土主権そのものを歴史的・民族的権利によって再審査する思想になります。

これは中国にとって両刃です。

なぜなら中国自身が尖閣諸島について歴史的権原を主張しているからです。日本政府が現在説明しているところでは、中国は1970年代以降、尖閣について歴史的・地理的根拠を主張しています。

したがって、
> 「過去の歴史的支配・民族的帰属を根拠として、現在の国家の領土主権を再審査できる」
という原理を日本国内の左派が強く打ち出すと、それは中国の対日領土論にも使える一方で、中国自身にも跳ね返り得ます。