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アカデミズム界隈における本当の評価

​では、大学などのアカデミズム(倫理学・哲学)の最前線で、ベネターの理論が「価値判断のパズルゲーム」として扱われているかというと、全くそんなことはありません。

​アカデミズムにおいて、ベネターの『生まれてこないほうが良かった』は、現代の応用倫理学、特に「人口倫理(Population Ethics)」や「危害原則」の議論における、極めてシリアスで強靭な金字塔として扱われています。


​倫理的な誠実さへの評価

学界におけるベネターへの批判(例えばデレク・パーフィットの議論を踏まえたものや、人称主義からの反論など)は、どれほど鋭いものであっても、ベネターが「他者への危害をどうすれば未然に防げるか」という極めて真摯な倫理的動機から出発していることを大前提にしています。


​パズルゲームという蔑称の不在

学術的な対抗馬たちも、ベネターの非対称性論を「整合性を問うべき強力な論理的挑戦」としてリスペクトを持って検証しています。

それを「底の浅いパズルゲーム」などと冷笑的に切り捨てるような、学問への敬意を欠いた態度は、アカデミズムのまともな査読論文や学会にはただの1つも存在しません。

そんな下劣な扱い方をするのは、ネットの匿名掲示板で「論破」だけを目的としている荒らし界隈だけです。