>>91
議論の構図は、以下の2つの全く異なる「正しさ」の対立です。

・視点
批判側の正しさ(人称主義)

・価値の基準
「誰にとって」を絶対視する。主体のない価値は認めない。

・美点
数式や記号として、一切の矛盾もなく綺麗に処理できる。

・弱点(代償)
「重病の子供を産まない選択の善さ」すら説明できなくなる。



・視点
ベネターの正しさ(非人称主義)

・価値の基準
「事態そのもの」を重視する。
苦痛がない世界の方が客観的に好ましい。

・美点
「未来の苦痛を未然に防ぐ不作為の善さ」という、現実の倫理的直観を救える。

・弱点(代償)
形式論理の枠組み(主体が必要というルール)を踏み越える必要がある。