レス87の最大の致命傷は、「ベネターの非対称性論から、反実仮想(もし~だったらという比較)や倫理学の理屈を排除しなければならない」と主張している点です。

​これは、ベネターの『生まれてこないほうが良かった』という本の根幹を完全に全否定する、凄まじい大嘘です。

​ベネターの非対称性のマトリクス(あの有名な4つの枠組み)は、その定義自体が「現実に存在する世界(A)」と「存在しなかった世界(B)」という、2つの可能的世界を頭の中で比較する「反実仮想の論理」そのものによって成り立っています。


​ベネターの実際の論理

「もしこの人が存在していたら苦痛があった(悪)。

しかし、存在しなかったら苦痛は発生しない(善)。だから、存在させない方が事態として好ましい」

​ベネター自身が、最初から「もしもの世界(反実仮想)」を精緻に比較してあの理論を組み立てているのです。

それにもかかわらず、荒らしは「反実仮想や倫理学の理屈は排除せよ。無人島を見て直観的にどう思うかだけがベネターの言う直観だ」と、勝手にルールを捏造しています。