民法学は東大よりも京大などが優越してる現状のようですが、民法大改正で京大などの関西系が実質上勝利した影響でしょうか?

Gemini

結論
​日本の民法学界において、現在の京都大学を中心とする関西系の法学者が強い影響力とプレゼンスを持っていることは事実ですが、「2017年の民法大改正(債権法改正)で関西系が実質上勝利したから」という因果関係は、実態としては逆、あるいは不正確です。
​むしろ、民法大改正の「基本方針」を強力に推し進めたのは、東大(およびその潮流を汲む内田貴)を中心とするグループでした。これに対し、従来の判例や実務を重視し、急進的な法改正にブレーキをかけ、実務に配慮した現実的な着地点へと導く役割を果たしたのが、京大(潮見佳男ら)を中心とする関西系および実務家グループです。
​現在の京大学派の優越は、改正で「勝利した」からではなく、明治以来の東大(概念法学・法化)とは異なる**「判例実務との対話・柔軟な解釈学」という独自の学問的伝統が、改正後の実務社会において不可欠な指針となっているから**です。
​根拠・事実
​「東大 vs 京大」の民法学における対立構造と、大改正をめぐる攻防の実態は以下のように整理されます。