私の見立て

私なら次のようにまとめます。

1990年代以降の日本では、新自由主義の進展や長期停滞、政治改革への失望を背景に、「日本資本主義には固有の歴史的・制度的問題がある」という問題意識が再び強まった。そのため、白井聡や日本共産党などの議論は、古典的講座派と完全に同一ではないものの、講座派的な問題設定を部分的に継承していると評価できる。一方で、現代左派はジェンダー論やポストコロニアル理論など新しい要素も取り込んでおり、単純に『講座派の復活』と呼ぶよりは、『講座派的視点の現代的再解釈』と表現する方が適切だろう。

このテーマは、日本資本主義論争が現在の政治思想にどう受け継がれているのかを考える上で、とても興味深い論点だと思います。