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🌎 海外の「リフレ派に近い」人物
海外では「リフレ派」という日本国内と同じ政治・論壇上のラベルはあまり使わないので、金融緩和・インフレ目標・デフレ対策を強く重視した人物として見るのがよいです。Paul Krugman — デフレ・流動性の罠に対する積極的金融政策を強く主張/Ben Bernanke — 大恐慌研究、量的緩和などで有名/Lars Svensson — インフレ目標政策の代表的理論家/Scott Sumner — 名目GDP目標(NGDP targeting)の代表的論者/Michael Woodford — 金融政策・期待形成の理論家/Christina Romer — 大恐慌・金融政策研究/Brad DeLong — 積極的な金融・財政政策を支持。特に面白いのがKrugman → Svensson → Woodford → Sumnerあたりの系譜です。IMFも、Svensson、Bernanke、Krugman、Woodfordらが1990年代末〜2000年代にインフレ目標・金融政策をめぐって近い問題意識を共有していたことを紹介しています。ただし、「海外のリフレ派=Krugman」と単純化するのは危険です。たとえばSumnerはインフレ率ではなくNGDP(名目GDP)を目標にすべきだという立場なので、日本の典型的なリフレ派とはかなり違います。

そして、最初の「詐欺師にリストを売れそう」の話に戻ると
この分類を見ると、ちょっと面白いことが分かります。リフレ派=経済について何も考えず「金融緩和すれば全部解決」と信じている人、ではありません。岩田規久男、浜田宏一、若田部昌澄、Svensson、Woodford、Bernanke、Krugmanあたりまで含めると、むしろ世界の金融政策研究のかなり中心部分にいた専門家です。したがって、「リフレを信じている人は騙されやすい」という投稿は、経済学的にはかなり雑です。むしろ批判するなら、「リフレ政策の有効性について、実証結果が出てきた後も、当初の理論モデルをほとんど修正せずに信じ続ける人」くらいまで限定したほうが、はるかに筋が通ります。