>>197
現在の戦争のコストと戦前の労働集約型軍隊から資本集約的装置産業型軍隊への転換を完全に無視してるという他ないですが?

ChatGPT

はい。その指摘はかなり重要です。元レスの「だから現在も合理性を無視して戦争をする」という推論を批判するなら、まさにそこを問題にすべきです。

特に「戦争コスト」の構造が戦前とは大きく違います。

戦前の日本は、徴兵制を基盤とする大量人的資源投入型の軍隊でした。兵士の人的コストを国家が比較的低く調達できたため、「大量動員して長期間戦う」ことが可能でした。徴兵制は軍事労働の財政的コストを低下させ、戦争を長期化させる方向に作用し得るという研究もあります。

これに対して現代の先進国の軍事力は、航空機、艦艇、ミサイル、衛星、レーダー、通信、電子戦、無人機、サイバー、精密誘導兵器など、極めて資本・技術集約的です。軍事力の資本集約化自体は長期的な歴史的傾向として確認されています。

日本の場合は特に明瞭です。2026年度防衛関係予算は約9.0兆円で、スタンド・オフ・ミサイル、潜水艦発射型誘導弾、無人アセット、防空・ミサイル防衛、宇宙・サイバーなどへの投資が中心になっています。しかも政府自身が「減少が見込まれる自衛隊員数の下でも運用可能」な防衛力を課題として掲げています。

つまり、現在の日本はむしろ、

「人的資源を大量投入して戦争する」

から、

「希少な人的資源+巨大な資本・技術・産業基盤を投入して戦争する」

への転換が極端に進んでいます。

ここから非常に重要な帰結が出ます。

戦争の失敗コストが戦前よりはるかに大きいのです。

戦前なら、数十万~数百万単位の人的動員を行って戦線を拡大することができました。しかし現在は、例えば高度な戦闘機・艦艇・ミサイル・衛星・レーダーなどを大量に消耗すれば、単に「兵士を追加徴募すればよい」では済みません。生産能力、半導体、工作機械、エネルギー、弾薬、部品、整備能力、熟練人員、輸送・補給網など、巨大な産業システム全体が必要になります。

しかも日本は人口減少局面にあります。政府自身も防衛力整備について「人口減少・少子高齢化」を前提に、自動化・省人化・最適化を進める必要性を明記しています。