一部でいまだ言っている日米で中国侵攻など全く非現実的話のはずですが?

ChatGPT

はい。「日米が中国本土への侵攻・征服戦争を行う」という意味なら、現代の軍事・経済構造から見て極めて非現実的です。ただし「中国との戦争に巻き込まれる可能性」と「中国へ侵攻する可能性」は分ける必要があります。

最大の問題は、戦前との比較です。現在の日米が中国に対して行う戦争は、1930年代の日本の大陸侵攻とは全く異なるコスト構造になります。

第一に、中国は巨大な核保有国です。日米が中国本土の征服を目的として侵攻すれば、通常戦争の範囲を超えて核エスカレーションのリスクを抱えます。この時点で「合理的な戦争目的」として成立しにくい。

第二に、中国本土は人口・領土・産業規模が巨大です。仮に日米が制海・制空で優勢になったとしても、それは「中国を軍事的に屈服させる」こととは別問題です。中国本土への上陸、補給、占領、治安維持まで考えると、必要な兵力・輸送力・継戦能力は途方もないものになります。

第三に、現代戦は極端に資本・技術集約的です。日本の現在の防衛政策も、スタンド・オフ兵器、統合防空・ミサイル防衛、無人システム、宇宙・サイバーなどを中心としており、そもそも「大量の歩兵を投入して領土を占領する軍隊」とは性格が違います。防衛省自身も、これらを主として侵攻を「阻止・排除」し、相手に侵攻コストを認識させるための能力として位置付けています。

第四に、日米同盟の公式的な戦略目的も中国征服ではありません。日本の国家防衛戦略は、日米同盟による共同抑止・対処を通じて日本への侵攻や一方的な現状変更を抑止するという構造です。

したがって、現在議論すべき現実的なシナリオは、

「日米が中国を侵攻する」

ではなく、

「台湾有事などを契機として、中国と米国・日本が限定的あるいは大規模な軍事衝突に入る」

です。