韓国の雇用問題は戦前の日本と類似性は強いと思うのですが?

ChatGPT

はい。ただし、ここは「韓国の雇用問題=戦前日本」とするより、「韓国の一部の雇用構造が、戦前日本の工業化・企業社会形成期と似た緊張を持っている」とする方がデータ上は強いです。

最も大きな類似点は、「失業率そのもの」ではありません。現在の韓国の失業率はむしろ低く、2025年5月で2.7%です。問題は、若年層が良質な正規雇用を獲得するまで待機し、企業規模・正規/非正規によって雇用条件が大きく分断されていることです。OECDによれば、韓国の15~24歳の雇用率は2022年に29%で、OECD平均43%を大きく下回ります。また大企業・公企業の正規職と、中小企業・非正規職との賃金、雇用安定性、社会保険などの格差が、若者を大企業の良質な職に集中させています。非正規労働者の比率も2014年32%から2023年37%へ上昇しています。

この構造は、戦前日本の「農村・低生産性部門→近代的企業部門」という移行期との類似性があります。戦前日本でも、近代的な大企業・工場部門と、それ以外の巨大な低生産性部門との間には大きな生産性・待遇差がありました。そして第一次大戦後には、大企業で技能工の直用化、内部養成、勤続奨励、昇給制度などが形成され、昭和不況期を経て大企業の雇用システムが発展しました。JILPTは、こうした戦前の企業内雇用システムが戦後の日本的雇用システム形成にもつながったと整理しています。

したがって、両者の平行性をより抽象化すると、

「急速な工業化・輸出産業化」 →「大企業・先端産業に高生産性雇用が集中」 →「中小企業・低生産性部門との格差」 →「若年層が良質な企業雇用を求めて集中」 →「雇用市場の二重構造」

という構造です。