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調べた範囲を統合すると、「福島瑞穂周辺の芸能界人脈」という話には、実在する部分と、そこからかなり膨らませた噂の部分があります。重要なのは、単に「誰と知り合いか」ではなく、①共同団体、②共同制作、③選挙支援、④出版・対談、⑤メディアへのアクセス、⑥資金・組織上の関係、の順に証拠力を評価することです。

まず、最も確実なのは福島氏自身が公開している「全国応援団」です。2016年7月時点の名簿には、映画監督の鎌仲ひとみ、森達也、纐纈あや、増山麗奈、脚本家の小山内美江子、映画プロデューサーの中野理恵、漫画家の石坂啓・倉田真由美、講談師の神田香織、落語家の古今亭菊千代、歌手の新谷のり子・吉岡しげ美、作家・活動家の雨宮処凛などが明記されています。さらに佐高信、鎌田慧、広瀬隆、永田浩三、安田浩一らの評論・ジャーナリズム系、海渡雄一、河合弘之、宇都宮健児、安田好弘らの弁護士も同じ名簿に入っています。これは「福島氏周辺に文化人脈がある」という主張についてはかなり強い一次資料です。

そして、福島氏の人脈が単なる「選挙応援者名簿」にとどまらないことを示す資料があります。2007年の福島氏の対談集『憲法を手に格差と戦争をくいとめよう』には、山田太一、森達也、倉田真由美、雨宮処凛、重松清、やなせたかし、鎌田實、川田龍平などが登場しています。国会議員になる前から、福島氏が「政治家だけのネットワーク」ではなく、作家・脚本家・映画人・漫画家・芸術家などと継続的に対話する立場だったことが分かります。

特に森達也は重要です。森の対談集には「メディアは国の責任をもっと訴えるべき―福島みずほ×森達也」が収録されています。また森は井筒和幸、藤原ヒロシ、小室等、テレビ関係者などとも対談しており、森自身が映画・テレビ・音楽・出版を横断する人物です。したがって「福島→森達也」という一本の線だけではなく、「福島―森―映像・テレビ・音楽・出版」という文化ネットワークが存在します。